【号外】しぶんぎ座流星群を見よう!

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関東支部・技術局の本庄奈々です。
今回のリレー記事のテーマはしぶんぎ座流星群です。先日、記事にも書かれていたようにふたご座流星群が日本の各地で観測されました。私の住んでいる地域では曇っていたため観測できず、残念でした。ふたご座流星群が見られなかったそこのあなたに耳寄り情報です。1月頭にしぶんぎ座流星群が極大を迎えます。

しぶんぎ座流星群とは

まず、しぶんぎ座流星群の概要を説明します。しぶんぎ座流星群のしぶんぎはもともと天体観測で用いられる四分儀からつけられました。しぶんぎ座流星群のもととなっている壁面四分儀座は1982年に現在の星座が制定されたことにより星座という分類から外されてしまいました。現在しぶんぎ座流星群の放射点とされているのはりゅう座とうしかい座の間あたりとなっています。

母天体※はまだ確定されておらず、諸説あります。近年有力視されているのは2003年に発見された小惑星番号196256の小惑星(仮符号2003EH1)です。ほかには1490年に一度だけ出現1490Y1という彗星や、マックホルツ彗星(96P/Machholz)も母天体の候補としてあげられています。まだまだ謎が多く、なんだか宇宙の神秘を感じますね。

※広報部注 母天体:流星群は彗星などが放出したチリの密集域に地球が突入したときにみられる現象です。このチリを放出した天体を母天体と呼びます。

しぶんぎ座流星群は8月に見られるペルセウス座流星群、12月に見られるふたご座流星群と並んで、三大流星群に位置付けられています。毎年安定して1時間に20~50個ほどの数が見られます。多いときは100個ほど観測することもあります。しぶんぎ座流星群の秒速はおよそ40㎞前後とほかの流星群に比べるとあまり速くないスピードであり、比較的観測しやすい流星群といえます。

どう見るの?

続いて今年の観測条件について説明します。
見る方向は流星の出現方向という意味ではどこでも構わないですが、月明かりが少ない方向を見ましょう。夜半過ぎに月がのぼり条件は良くないですが月の面積からするとまずまずな月齢条件となっています。極大時刻は1月4日17時ころです。りゅう座付近にある放射点が空に昇りきっていないため見られる流星が限られる可能性もありますが、運がよければ夕方に流星が見られるかもしれません。電波でも観測条件は悪いです。

というように今年の観測条件はあまりよくありませんが、冬は空気が澄んでいるので星を見やすいですから、ぜひ空を見上げてみましょう。観察する際は、空全体をぼんやりとするように見ましょう。1か所をじっと見つめるとなかなか流れ星をみつけられなくなります。また月の光が目に入ると光で目がかすみ流星が見えにくくなるので月に背を向けて立つようにしましょう。

様々な観測条件を考慮すると観測にお勧めの時間帯は・・・
・1/5の0:00~夜明け
・1/4の0:00~夜明け(3時)
です!

2015年のしぶんぎ座流星群のピークが11時だったのに対し今年は17時と昨年よりも多くの流星群を観察できる可能性があります。流星群は河原や公園など周りが明るくない場所で観測するとよいです。ちょうど正月明けなので初詣ついでに神社付近の山などで観察してみるのも良いですね。

初日の出ならぬ初流れ星はいかがでしょうか?

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