第9回 「はやぶさ2とは」

この記事は掲載から2年以上経過しています。情報が古いことも考えられますのでご注意ください。

みなさん、こんにちは!第9回のリレー記事を担当させていただきます生命科学局の若林果菜子です。

12月3日、ついにはやぶさ2が宇宙へ旅立ちましたね!
奇跡の帰還で日本中を熱狂させた「はやぶさ」。
その後継機である「はやぶさ2」も日本中を、いや今度は世界中の人々を感動の渦に巻き込むことでしょう!
と、言いたいところですが、今回は”感動なし”で帰還できるように初代はやぶさの経験を活かした改良がされたようです。

今は宇宙にいる「はやぶさ2」は、
初代はやぶさからどんな進化を遂げたのか?
そして何を目指して遥かなる冒険に出たのか?
気になりますね!
ということで、今回はタイムリーな話題:「はやぶさ2」についてお送りします。

はやぶさ2のミッションとは?

初代はやぶさと同様に小惑星からのサンプルリターンを行います。

そもそも、なぜ小惑星に向かうのか?

太陽系の惑星や月のように大きな天体は変成してしまったため、太陽系初期のころの情報を得ることができません。
一方、小惑星は、大気や重力の影響をほとんど受けていないので、太陽系が生まれた頃の情報を持っていると考えられています。
このために近傍の惑星ではなく、「小惑星」へ探査に行く必要があります。

目指す小惑星は?

今回探査する小惑星は初代はやぶさが探査したS型のイトカワとは種類が違うC型の小惑星:1999JU3です。
C(C=carbon)型の小惑星は、S(S=stony,silicaceous)型のそれよりも始原的で、水や生命の起源となる有機物を含むと期待されています。
無事にサンプルを持ち帰ることができれば、太陽系と生命の起源の謎に迫ることができるかもしれません。

はやぶさ2の特徴〜初代はやぶさからの改良〜

初代はやぶさとはやぶさ2の外見はよく似ていますが、その中身はしっかりとパワーアップしています!
はやぶさ2でもイオンエンジンを使って小惑星を目指しますが、このイオンエンジンの推力は初代はやぶさに比べ20%アップしています。その結果、探査機を100㎏重くすることが出来たようです。
また、初代はやぶさ以降に発展した技術により、初代はやぶさではお椀型だったアンテナが平面アンテナに変わり、周波数帯が違う電波を使ってより多くのデータをやり取りできるように進化しています。

はやぶさ2のチャレンジ

はやぶさ2では衝突装置を使って人工クレーターを作り、太陽風や紫外線の影響を受けていない新鮮な小惑星内部のサンプルを採取できるのです!小惑星表面と内部を比較することでまた新たなサイエンスが得られるだろうと期待されています!非常に楽しみですね!!

はやぶさ2の予定

2014/12/3 打ち上げ
2018年夏 1999JU3到着
2019年冬 1999JU3離脱
2020年冬 地球帰還
帰還後、サンプル分析

2020年というと、夏には東京オリンピックがありますね!
そして冬にははやぶさ2の帰還!景気が良くなりそうですね。
どんな年になるのでしょうか?今から待ち遠しいです。

今年最後となる次回のリレー記事は、12月28日、川原大洋さんの担当です!!よろしくお願いします。

コメントを残す